ウエハレベルの薄片のピンポイント調整

6 mmシリーズの端末形式で、TERMOPTOソリッドステートリレーは、世界市場をリードするAchenbach Buschhütten社のホイル圧延工程の技術的制御の精密な調整をサポートしています。

ウエハレベルの薄片のピンポイント調整

ウエハ薄片 – ドイツ Aschenbach Buschhütten社

複合包装や電池製造に用いられるアルミニウムや銅箔はウエハの様な薄さです。製造中はローラーで加工し、マイクロメートルのレベルまで圧延されます。

特に箔の平坦度や厚さに関して一貫して正確な結果を得るためには、ローラ精度が最も重要です。Achenbach Buschhütten社では、調整シリンダーを使って最大幅2.20mの重量ローラーを究極の精度に調整しています。

Magnescaleの位置測定システムは、最大0.5μnの解像度で動作し、デジタル制御信号に5Vの電圧レベルを使用しています。この信号を再処理するために信頼性の高い製品が必要でした。この信号はOPTIROLL®自動化システムの24Vレベルに変換されます」と、Achenbach社の電気エンジニアTim Schuhmacher氏は、この用途の要件について説明しています。「ワイドミュラーのTERMOPTOソリッドステートリレーは、最高のリンクであることが分かりました。」

信頼性を最優先

ワイドミュラーはTERMOPTOで、電気機械リレーモジュールに代わるコンパクトな電子機器を提供します。最も高い信頼性が求められるケースで独自の機能を発揮します。一連の端末形式が揃ったソリッドステートリレーは、信号の電位と状態を同時に分離します。これによりスペースの節約、修理間接費の削減、そして設備の可用性の向上が実現されます。

「圧延機の計画からお客様への最終的な受け渡しまでは最大15ヶ月です」と、担当プロジェクトのリードタイムについてSchumacherは語ります。「もちろん、最終的な受け渡し後はすべてが順調に進み、工場は契約保証の範囲内で可能な限り迅速に、フル生産に到達するでしょう。ワイドミュラー製圧延機を使用するお客様は、数十年というサービス寿命を想定しています。従って、どの部品も耐久性と性能で最高点を獲得することを確認します。」

TERMOPTOモジュールの長期に亘る信頼性は、主に損耗のない半導体スイッチと、広範な保護回路によるものです。さらに、LED状態インジケータは、各スイッチング状態を介して継続的に情報を発出します。「信頼性の高さと同様に、純粋に実用的な観点から、TERMOPTOソリッドステートリレーのコンパクトな形状で、当社は説得されました」と、Schuhmacherは言います。「幅の狭いモジュールは、スイッチキャビネットに正確に収まるので、問題なく組み込むことができます。」