変圧器の監視

アナログ信号調整器は、タブの数に関わらず、アナログ信号だけでOLTC位置情報を制御装置に送ることができます。

変圧器の監視

アナログ信号を使用したオンロードタップ切換器の監視

電力変圧器の出力は負荷に応じて変化し、このオンロードタップ切替器(OLTC)はこれらの変動を補います。変電所の保護及び制御システムには、電力変圧器の出力の電圧レベルを監視する電圧制御機能が含まれ、これはOLTCに接続されて、設定制限値を超過した場合に出力電圧を増加/低下させます。

変電所の制御装置は、常にあらゆる電源変圧器のOLTCの位置を監視し、この情報をローカルのSCADAシステムに提供する必要があります。OLTCのタップの合計数(通常は20を超える)を考慮すると、このタスクを実行するには、制御デバイスの複数のデジタル入力を使用する必要があります。

しかし スウェーデンのABB工場(ルドビカ) は、デフォルトでワイドミュラーのAnalogue Signal Conditioner (ACT20P)を使用してこの情報を提供します。これは、アナログ信号が1つだけの場合、OLTC位置をタップ数とは無関係に制御デバイスに知らせることができるためです。

ACT20Pは、抵抗値(ポテンショメータ)を介してタップ位置を正確に測定し(タップ変更は、測定抵抗値の僅かな変化を意味する)、この情報は制御装置に送られる4~20mAの信号に変換されます。測定精度の他にも、ACT20Pが 変圧器に取り付けられ、さらにABB認定であることを考えると、ワイドミュラーのこのソリューションは高度な3方向分離を実現した堅牢な汎用電源であり、長期的な信頼性と機能性を満たす選択でした。