「ユニバーサル」インターフェース

制御機器の新規設置、交換、保守作業については、試運転の前にすべてのデジタル信号をテストする必要があります。ワイドミュラー製ユニバーサル制御機器インターフェースがその解決策です。

「ユニバーサル」インターフェース

サブステーションの制御機器の自動テスト

RED ELECTRICA DE ESPAÑA(REE) はスペインの送電会社(TNO)で、サブステーション制御機器のテストを自動化するソリューションに取り組んでいます。主な目的はテスト時間を短縮し、手動作業中に発生する可能性のあるミスを防止することです。

変電所の制御装置には、平均で128のデジタル入力と32のデジタル出力を処理することがあります。新たに設置、交換、保守作業を行う場合、試運転の前にこれらのデジタル信号をすべてテストする必要があります。変電所一基にある制御装置の数を考慮すると、2名の技術者がすべてのテストを実行するのに要する平均時間は3 ~ 5日間です。

パートナーと協業して、すべてのテストを自動的に実行できるハードウェアを開発したのはこれが理由で、技術者はテストをプログラムし、ノートパソコンやタブレットから結果を取得するだけです。

これまでワイドミュラーは、制御装置の既存インターフェイスに接続される必要テスト用インターフェイスと、すべての信号をテストする新しいハードウェア開発で、このプロジェクトに貢献しています。これらのテストインターフェイスには、次の2つの大きな利点があります:

  • 制御装置と基本装置間の既存の配線は、すべて元の状態のまま残ります(影響は受けません)。

  • REEで承認された4社の制御機器ベンダーのいずれも、これらインターフェースを使用できます(これが「Universal(万国共通)」という名前の由来です)。

これら「ユニバーサル」インターフェイスのもう1つの注目すべき点は、ワイドミュラーが変電所装置のREE要件を満足することができたため、EMCに遵守している、という点です。